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Billie Holiday - Lady Sings The Blues(MGC7129

 ダウンロードダウンロード (1)画像は「 Billie Holiday - Lady Sings The Blues(MGC721)である。
 尚、このレコードは Verve MGV 8099; ARS G 431としてもリリースされている。

 僕はこのレコードの日本盤(日本語解説書もタスキ(帯)もなし)をつい先日の夜、一時間ほど滞在した「ジャズ・カフェ・モーニン」で拝聴。1956年6月の録音でこの時期にしては中々の出来。只、聴き始めて間もなく実に奇怪なことが・・・サイドメンの一員であるクラリネット奏者が一聴して誰なのか分かるソロをとりはじめた。はは~ん、トニー・スットか、100%間違いなしと断定。そこで徐にジャケット裏の解説を見るとAnthony Sciacca:Clarnet」とある。
 何だい、一体これは!?狐につままれたような気分で目と耳を凝らしたけど新たな展開なし!それにしてもスコットのクラリネットと瓜3ケという位、超良く似ている。僕の耳もついにヤキが回ったか!と愕然とたいすたしょんぼり・・・それにしてもこの「Anthony Sciacca」って一体誰やねん!?謎は深まるだけ。隣席のkさんへ大見えもどきを切った手前、如何にもバツが悪い。所用の時間が間直に迫っていたこともあり、ほにゃららららららら・・・・って、すごすごとお開き&退~散。
 どうしても合点がゆかないまま店を後にしてからに、まんじりともしない朝を迎えたよ。そして重い瞼&腰を上げたよ。そう、最後に行き着くところ、即ち、デスコグラフィーにお縋りしたという訳。したっけしぇっ!やっぱししぇっ!案の定しぇっ!僕の耳間違ってねがった! したへんで、たいしたえがった!
 そこには、しかと「Tony Scott (clarinet, arranger)」とクレジットされ、Anthony Sicaccaの名前は霧散しておりました!印刷ミスではなく、多分、契約かなんかの都合でAnthony Sicaccaの変名を用いたんではないでしょうか、ジャズの世界では似た例が他にもありましたよね。でも、ミュージシャンの中には希に一人で二つ名前を持っている人もいるから・・・何だかごじゃごじゃってよぐわがわがらねぐなってきたなや。ところでお笑いを一つ・・・ぼくも画像レコードの日本版(ビリー・ホリデイ物語≪奇妙な果実≫Lady Sings The Blues・・・ヴァーブ・レコード20MJ-0056)持っているんだけど、この日本盤のタスキ(帯)を良く良く見ると何と「パーソネル:ビリー・ホリデイとトニー・スコット・オーケストラ、チャーリー・シェイヴァース(Tp)、etc・・・って記されてました(笑い)って・・・笑っている場合でない・・・なぜならば、ジャケットの内側に、詳細な日本語盤解説書(大和 明 師匠)がぴったしくっついたんです。これに気付かなかっただんなぁ、僕。そこにもトニー・スコット(クラリネット、編曲と、ちゃんとクレジットされていたばかりか、その下に、拡大鏡でようやく読めるくらいのちいっやなな文字でこう記されておりました。即ち、「注:なお1956年6月におけるTony ScottはLPが発売された当時はAnthony Sicacca(トニー・スコットの本名)の名で記載されていた。恐らく他のレコード会社と専属契約を結んでいた配慮であろう。」(ここで「大笑い」ですよ!、皆さん!あっはははは・・・)
 Anthony SicaccaってTony Scott の本名とはね・・・知らなかった!重箱の隅を丁重に掻き回すような、つまらない記事で誠に遺憾です!でも、今回の一件でこのレコードへの愛着が一段と深まりました!めでたしめでたし!?
 因みに「Milt Hinton」Bethlehem1020でもトニー・スコット(Cl)は「A.J.Sicacca」の名前を用いている


(参考)MGC721(クレフ) Billie Holiday - Lady Sings The Bluesのデスコグラフィー

MGC 721 Billie Holiday - Lady Sings The Blues
Harry Edison (trumpet) Willie Smith (alto saxophone) Bobby Tucker (piano) Barney Kessel (guitar) Red Callender (bass) Chico Hamilton (drums) Billie Holiday (vocals)
Los Angeles, CA, September 3, 1954
1930-2 Love Me Or Leave Me
1932-6 Too Marvelous For Words
1935-3 I Thought About You
1937-1 Willow Weep For Me
1938-3 Stormy Blues
Charlie Shavers (trumpet) Tony Scott (clarinet, arranger) Paul Quinichette (tenor saxophone) Wynton Kelly (piano) Kenny Burrell (guitar) Aaron Bell (bass) Lenny McBrowne (drums) Billie Holiday (vocals)
NYC, June 6, 1956
2850-5 | 62VK224 Trav'lin' Light
2851-3 I Must Have That Man
2853-1 Some Other Spring
2854-4 Lady Sings The Blues
Charlie Shavers (trumpet) Tony Scott (clarinet, arranger -2/4) Paul Quinichette (tenor saxophone -2/4) Wynton Kelly (piano) Kenny Burrell (guitar) Aaron Bell (bass -2/4) Lenny McBrowne (drums) Billie Holiday (vocals)
NYC, June 7, 1956
1. 2855-12 Strange Fruit
2. 2856-1 God Bless The Child
3. 2857-8 Good Morning, Heartache
4. 2858-1 No Good Man
** also issued on Verve MGV 8099; ARS G 431.

このブログの動画「Billie Holiday ~ When You're Smiling」について(その1)

 
 いよいよ、待望の「Billie Holiday ~ When You're Smiling(君微笑めば)」のユーチューブ動画共有開始です!
 先ずはこのように素敵な動画を配信されている関係各位に心から厚く御礼申し上げます。
 本当にありがとう!
 
 
 それでは先ず動画再生手順不慣れな方のため簡単に説明させて頂きます。(見上げた老婆心のサンプル!)
 
 ①ブログ・トップ画面「プロフィール」下の「Billie Holiday ~ When You're Smiling」をご覧ください。
 ②動画画面左下の開始ボタン(矢印マーク)をクリックするとマークが赤色に変わり再生開始します。(2:37)
  或いは動画画面中央の矢印マーク)をクリックすると再生開始します。 
 ③音量はスピーーカー・マーク(赤色に変わる)で調整します。
 ④繰り返しご覧なる場合は画面に表示される「Replay」をクリックします。
 ⑤大きな画面で再生する場合は、直接、動画の画面をダブル(2回)クリックします。
 ⑥元の小さな画面に戻す場合はパソコン本体最上段の一番左端の「ESC」キーを押します。
  なお、」サイドメニュー」所定箇所に「ビリー・ホリデイの動画」が表示されていな場合は「サイドメニュー」の「カテゴリ」の「Billie Holiday ~ When You're Smiling」の文字や「再読み込み」の記号をクリックしてみて下さい。
  

 以上の手順により一人でも多くの方がこの動画に接し多少なりとも馴染んで下されば至極光栄です。
  ここだけの話、僕なんか喉から手が出るほど長い首をもたげ?一日千秋の思いで待ってたんだよ!この動画が僕のブログに登場する運びを!
  そして紆余曲折を経てご覧の通り、昨夜、遂に大願成就!ばんざ~いの狂喜乱舞の万歳三唱!?
  この動画(歌)の何が、何処がそんなに素晴らしいかって?その件は下記参照。追々にということで・・・
  
  ところで、この記事は只の「記事」ではありません!「カテゴリ」にしても「未分類」などという十ぱ一からげの安直な分類には非ず、別枠「Billie Holiday ~ When You're Smiling」を新設。快適にスイングしながら明るく絶好調にシングするこの曲に寄せる、ことのほか熱くそして深い想いの丈が故の然るべき別格待遇。
  
  何れにしてもこの記事はタイトル「(その1)」が物語る通り、この度の記事で完結した訳ではありません。
 (その2)とか(その3)・・・とか、多少若しくは相当長期にわたる公算大。
 一旦、公開した後でも随時遺憾なくちょくちょく書き足したり削るなど修正を加えながら、この歌に寄せる僕の偏執狂もどき灼熱の想いをああでもねぇ、こうでもねえって、弄くり回しながら、だらだらと書きなぐり、良識ある皆様 から大いなる顰蹙をかうのもまた一興かな?などと虎視耽々とほくそ笑んでいる次第(嫌な性格!)
  でもまあ記事を読んで頂けるか否かそこが肝心なんだけど・・・
  
  それでは続きはまた後日ということで・・・したどもつづぎっていったどごろではっきりいわせでもらえばいづのごどになるのがかいもぐわがったもでねすよほんとのはなし・・・
 (今後、方言の件は句読点なしでいぐへんでよろしぐ!)
  
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ジャズマニアな訪問者
プロフィール

秋田ジャズレコードマニアクラブ

Author:秋田ジャズレコードマニアクラブ
はじめまして!僕は秋田市在住のジャズ・キチ老人です!
高校3年の頃、1年後輩のちょっとなベニー・グッドマン・オタクに影響を受けジャズに興味を持ち始めました。
以来、ベニー・グッドマンのメモリーズ・オブ・ユーを皮切りに、いわゆるスイング・ジャズ(コンボ、オーケストラ)、ニューオリンズ・ジャズ(ブラス・バンド素敵!)、デキシー(シカゴ・スタイル、サンフランシスコ・スタイル、ニューヨーク・スタイルなど)、バップ、クール、ハード・バップ、新主流派(懐かしい響きね!)、ヴォーカルなどなど手当たり次第、様々なジャンルのジャズ及び周辺音楽に耳を染めてきましたが、ジャズって思いのほか間口が広く、奥が深いので一切飽きることがありません。
結果、何時しかジャズが手ぐすね引く甘美な泥沼にガバチョと嵌ってからに、ふと気が付けば下唇下3センチの危険水位まで迫る悦楽という名の波しぶきを受けて、あっぷあっぷ・・・嗚呼もう駄目ません。
変なプロフィールになってしまい誠に遺憾です!

Billie Holiday
When You're Smiling

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