第33回サンデー鑑賞会終了(御礼)

                                                                                   

 一部追記
 本日は去る4月7日天国へ旅立たれた「第33回サンデー鑑賞会~熊谷モリカズさんを偲んで」に足を運ばれ、最後まで熱心にお付き合い下さった皆様並びにモーニン・マスターお疲れ様でした。誠にありがとうございました。

 ところでモリカズ大兄、誠に恐縮ですが昔のよしみで一言。
 1964年4月(S39)の秋田モダンジャズクラブ発足当初から大兄のジャズへ寄せる情熱は正直抜きん出ておりました。特に当時ひよっこの僕としてはちょっと近寄り難い「コルトレーン」や「モンク」果ては「アーチ・シェップ」をいとも容易く手懐けるなど同クラブ(会員)の最先端をひた走っておりました。
 一方では、映画やミュージカル、それにヴォーカルなどにもことのほか詳しく驚嘆することしきり。
 
 そんな中で何と言っても想い出深いのは大兄が中心となり、クラブ設立黎明期に開催していた会員持ち回りによる月2回のレコード・コンサート。しかも例会1回当りの所要時間が何と3時間半はザラ!会場を探し求め様々な喫茶店などを転々としながら「ああでもない、こうでもない、んだんだ!んでなだっ!」などと、このほか熱く口角泡を飛ばしながら飽きもせず語らい合った楽しく充実したあの青年時代!
 特に大兄が一人で請け負っていたイラスト入りの素敵なコンサート案内通知(ハガキ)や、プログラムの束を一枚一枚手にする時、大兄のレコード・コンサートにかける一途な思いが50余年を経た今も尚ひしひし押し寄せて来るのです。
 
 それから大兄の綿密な計画により何度か挙行?した夢にまで見た「レコード買い歩き」。昨日、偶然に「第2回秋田モダンジャズクラブ都内レコード買い歩き」の「旅程表」を発見!
 それによると昭和44年10月9日(木)21:20秋田発奥羽線経由男鹿3号~10月10日(金)上野駅着9:24。何と片道12時間も揺られていたんだ! 因みに復路は10月11日(土)21:00)上野発羽越線経由鳥海2号~秋田着10月12(日)8:30。
 
 さて、「レコード買い歩き」で一番大変だったのが大兄の健脚が繰り出す快速列車も真っ青の高速歩行。これには正直トホホの降参。次第に両腕に食い込むレコードの重量。嬉しくもあり恨めしくもあるこれが珍現象に顎を出しヒイヒイ呻きながら闊歩した天晴れな?大都会。
 上野(畜光堂)→お茶の水(ユニオン・レコード)→新宿(オザワ、トガワ、カワイ、マルミ)→有楽町(ハンター、山野、十字屋、ヤマハ)→新宿(ピットイン、タロー、銀座ジャンク、渋谷オスカー)→秋葉原(東陽堂、日の丸電気)→渋谷(ヤマハ、都堂、オスカー)→池袋(西武)→駒込(ジャズギャラリー)→神田(響)などなどなど・・・超楽しく終生忘れ得ぬ歴史的強行軍に乾杯!?
 大兄が天国へ旅立たれてからというもの、これら様々な出来事がまるで昨日のことのように鮮明に思い出され懐かしさを通り越し、切なくて切なくてどうにも仕方がないのです。
 
 そんな折柄、大兄と共に頗る付きの良き時代を過ごさせて戴いた感謝の印として不肖僕が本日試みた「第33回サンデー鑑賞~熊谷モリカズさんを偲んで」は如何でしたか?大兄の大々々好きなコルトレーン、モンク、ヴォーカルなど色々取り揃えた積りですが多少なりとも喜んで戴ければ幸甚です。

 笑止千万な手前みそを承知で申し上げますと選曲自体は先ず先ず75点.というところでしょうか?曲の配列にもう一工夫の必要ありと、あれこれ頭痛が音をあげる程、無限大に並べ変えたものの、絶好調に到達した頭痛が邪魔をして万事休す。結果、御案内の「プログラム」に軟着陸したという次第。
 
 端から僕的には全14曲中、ラスト前、コルトレーンの「チェイシン・ザ・トレーン」(上記画像)を以って大兄へのNO.1献上曲とした経緯上、今回は意識的にモノラル盤で以って、よりガッツのある音色、サウンドの再生に心掛けた甲斐あってか、コルトレーンを筆頭にリズムセクションを含む4者一体となったいつにも増して際立つ渾身の、怒涛のうねりは正に圧巻!
 今を去ること54年前(’61.11.2)のヴィレッジ・ヴァンガードにタイム・スリップできてとても幸せでした!
 ふと、気が付けば、誰も居らない筈の僕の右隣りのカウンターには、両腕を組み頭を少しだけ垂れ、首を左右に揺らしながら黙々聴き入る、ありし日の大兄の男前が居られるではありませんか・・・・・
 あらためて大兄のご冥福を祈念申し上げます。

comment

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No title

東京ジャズの旅、すごいですね。
当時は12時間大変でしたが、面白かったでしょうなね(*^_^*)

Re: No title

 そう、しんったげ楽しがった!

モリカズ大兄のご逝去を機に、僕が所有している、秋田モダンジャズクラブ設立当初から数年間分の「レコード・コンサート開催案内通知(ハガキ)」、「プログラム」(何れの大兄の作ったもの)、「その他」について、ぼちぼち整理を始めたところです。
したっけしぇ!「第2回秋田モダンジャズクラブレコード買い歩き」に先だって行われた「第1回」のそれについても、大兄が「苦悶」(秋田モダンジャズクラブの機関紙第1号)に寄稿していることが判明。
 これもまた今となれば頗る懐かしく切ない貴重な記録となりました。
 
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ジャズマニアな訪問者
プロフィール

秋田ジャズレコードマニアクラブ

Author:秋田ジャズレコードマニアクラブ
はじめまして!僕は秋田市在住のジャズ・キチ老人です!
高校3年の頃、1年後輩のちょっとなベニー・グッドマン・オタクに幻惑され、ジャズに興味を持ち始めました。
以来、ベニー・グッドマンのメモリーズ・オブ・ユーを皮切りに、いわゆるスイング・ジャズ(コンボ、オーケストラ)、ニューオリンズ・ジャズ(ブラス・バンド素敵!)、デキシー(シカゴ・スタイル、サンフランシスコ・スタイル、ニューヨーク・スタイルなど)、バップ、クール、ハード・バップ、新主流派(懐かしい響きね!)、ヴォーカルなどなど手当たり次第、様々なジャンルのジャズ及び周辺音楽に耳を染めてきましたが、ジャズって思いのほか間口が広く、奥が深いので一切飽きることがありません。
結果、何時しかジャズが手ぐすね引く甘美な泥沼にガバチョと嵌ってからに、ふと気が付けば下唇下3センチの危険水位まで迫る悦楽という名の波しぶきを受けて、あっぷあっぷ・・・嗚呼もう駄目ません。
変なプロフィールになってしまい誠に遺憾です!

Billie Holiday
When You're Smiling

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