ジャズ批評 2016年 1月号 特集「美女ジャケコレクションヴォーカル編」


ジャズ批評 2016年
1月号
ジャズ批評編集部
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 つい先日、僕の敬愛するスーパー・クレージーなジャズ・レコード・コレクター&オーディオ・マニアであるTさんから画像の本を紹介された。
 
 特集「美女ジャケコレククションヴォーカル編」・・・

 その筋の名立たるコレクターによるアルバム約450枚(CD含む)を全てカラー写真で収容。
 
 パラパラめくると「ふむふむ・・・」と喉から皺(しわ)だらけの手が伸びること請け合いの垂涎盤が何枚かあるではないか!
 
 でも、しがない年金困窮生活者のサンプルを気取る僕には・・・とてもじゃないけど、これ買えない・・・大体において昔ならいざ知らず、何故、今の今になって両眼に「はくらん」を来たす如き、こんなにイケテル表紙を餌に刊行するのか!?
 過去に於いても「幻の名盤読本」とか「幻の名盤ほにゃらら・・・」とかの類が発売される度、ウナギも腰を抜かす急高騰。並みの愛好家には手も足も出ない由々しき事態に・・・

 画像の本に登場する美女ジャケ(LP)は、その殆どが概ね1950年代中期から1960年代初期に製作発売されたであろう年代物・・・だから、自動的にどれもこれもが貴重なオリジナル盤という訳・・・だから良き時代ならではの芳醇な風合いが色濃く滲む逸品揃い・・・だから全体として端から品薄傾向・・・だから無いものねだりという切なる想いが密やかに巷を暗躍する羽目に・・・だから恐らくきっちり高騰するは必定・・・だから、どう転んでもヒマラヤ宜しく聳え立つ高値の花には手が届かないという訳・・・・
 
 然れば、「待ってましたわっ!」て麗しき美女達が競うかのように放つ持ち前の官能や優雅や高貴や清廉や憂いや凛やほにゃららが後光を受けて侍る、書籍掲載のジャケットをじっくり眺めることで鼻の下とやらの伸縮を司る筋肉強化を図るのも一興とばかり己の不謹慎な歳甲斐をせせら笑うとひたすら黙殺、不具合を囲う重い両下脚をいそいそ飛ばし駅前のジュンク堂書店へ・・・
 
 早速、久々に立ち読みという名の厚顔無礼を敢行。何が出てくるのかっ!期待に胸を膨らませ、皿となった視線を隅から隅まで舐めるようにじっくり廻らす。うるうるな期待に反し、余りぱっとしない平凡の最右翼もあれば、何でこれなのっ!という感性とやらの差異が奏でる神秘な底力に驚いたり、感心したり、幻滅したり、反目したり・・・
 でも、やっぱあったよ!Tさんちでは見落としていたけど、辺り構わず大声で、ボク、コレ、ホジイ~って駄々をこねたくなる垂涎の美女ジャケが・・・そんなのが何枚か登場するに及び、清貧とやらの理想卿を求めて日々葛藤する僕をして超易々と大いなる困惑へ導く、或る意味で想定内の展開を見せたのであったが・・・
 或る意味で想定内の展開って?・・・何のこと?・・・この度のブログ記事長くなり過ぎたので、本件については、折りがあれば、何時の日にか・・・
 
 所謂、これが「美女ジャケコレクション」類のレコードは僕もほんのちょこっとだけどそれなりに持っている。画像本に掲載されているレーコドも少しは持っている。掲載されていなくとも可なりビューテイフルなやつも持っている!(エッヘン!)。何れにしても悪い気持はしない、ていうか、頗る麗しい気分である。
 
 表紙を飾るプリシラ・パリスの輝ける美貌に血迷ってからに、ていうか、発刊元が手薬煉(てぐすね)引いてぶら下げた美味極まれり「プリシラ・パリス」という絶世の艶めかしい餌・・・詰まりが、再び、繰り返しになるようだが、ただひたすらに売らんかなという敵ながら天晴れにして見え見えな魂胆にまんまと引っ掛かり・・・つい、うっかり喰らいついてシマッタ!?これが書籍(一冊)税込で1296円。
 でもね、治癒絶望的慢性金欠病を患う僕でさえ、これ破格のお買い得品かと思いますよ・・・
 何故ならば、真正面という平々凡々なアングルを得るが為に、何処にでも転がっている、所謂、ごく普通な横向きの体勢から、敢えて小首を捻るという、使い古しの技法に小匙(さじ)一杯分のサムシングをさりげなく鏤(ちりば)めるという、これまた使い古しの閃きとやらを以って掴んだ、御案内の通り、眩いばかりの結末。
 ここだけの話、くどいようだけど、この本、表紙を飾るプリシラ・パリスの輝ける美貌のみを以って購入の価値ありと踏んだ訳よ・・・僕は。
 
 多分、プリシラ・パリス自らをも再覚醒させたであろう、小首捻りの真正面アングル・・・余りにもチャーミングでキュートでプリテイでビューテルフルで、ほにゃらら過ぎる、値千金だらけの、何処かほんのり立ち込めるクリスタルらしきが香る、めろちゃんな顔立ちと表情超最高・・・
 それに、ふんわり優しい筋金入り?の金髪が放つ光沢と陰影の何たる流麗よ、何たる品位よ・・どうにも、こうにも堪りましぇ~ん!・・・
 たかが金髪、されど金髪・・・嗚呼、金髪よ、金髪よ、金髪よ・・・どうして、お前は、そんなに金髪なの?・・・嗚呼、金髪よ、金髪よ、金髪よ・・・

 むっちり悩ましい首肌を敢えて隠蔽するかのように左肩から小さな顎にかけて金髪が描かく湾曲のさり気ない軌跡。一方、対極にあって、若干、膨らみを持たせ内側に巻き込みながら垂れる、やや凡庸過ぎる造作もしたたかな計算の内。
 ああでもない、こうでもない・・・何遍となく思考錯誤を重ねた末、編み出したと思しき、一見、無造作を装う左右のアン・バランスが生み出す滴るばかりの妙・・・眉毛の輪郭沿いすれすれに揃えた金髪の軒下でクールに優しく、だけどことごとく強き意志を滲ませる二つの眼と鼻と唇・・・微かに覗ける首筋支える半円のこんもり肩あり、他方、丸で耳なしプリシラちゃん、超可愛い・・・ETC・・・
 幾ら、ぞっこんなプリシラちゃん讃歌とは申せ、目も当てられない厚顔無恥が脇目も振らず迷走する驚愕の支離滅茶振り・・・故に?シブチン魂を標榜する僕の財布の紐も潔く緩んだという訳・・・(やっぱ、意味不明・・・?)
 
 
 
 おもむろに、プリシラちゃんが表紙を飾る、これが書籍をめくりながらお目当てのレコード(ジャケット)を選ぶ。買い求めてから、うん十年余りの歳月を経て初めてターンテーブルに乗る薄幸の美女ジャケレコードもまま存在する。
 時代がかった愛器R305型モニター・スピーカー(昭和40年8月三菱電機製)が放つ臨場感溢れるた生々しいヴォーカルの共演に終日(ひねもす)のたりニタリかな、などとお寒い爺さんギャグにうつつを抜かしながら独り嫌らしくほくそ笑んでからに、どうにも手に負えない見苦しいばかりの優越感に首根っ子まで浸かっている近頃・・・と言いたいところなのだが、さに非ず・・・
 
 長いこと寝たきりを決め込んで以来、いつだって僕をほんのり優しく雁字搦め、おいそれとは自由にしてくれない、それはそれは不憫で不憫で愛しくて、なもかもなんねぇ、めんちょこちゃん(僕が命名した女房の愛称)を守る24時間体制の完全介護。
 更には、何時しか素知らぬ顔で介護人である僕自らの両下肢にこっそり宿ってしまった賞賛に値する性悪な不具合を撃退するため課せられたりハビリの過酷さと来た日には、昨今、巷を騒がしているブラック企業宜しく、これが中々の過重労働。
 
 自宅での寝たきり介護とは・・・365日、年から年中、完全無休・完全無給。当然、日曜、祭日はおろか盆も正月もクリスマスも無し・・・お昼休み時間とか、10時、15時の休憩とか、おやつの時間?・・・愚問!そんなものある訳がない!無い無いだらけ!
 あるのは、めんょこちゃんが随時遺憾なく放つ取っておきの麗しき妙技、即ち、猫の目のように豹変する、やばい体調異変を受けて右往左往、空転しながら冷や汗に塗れる僕の鼓動。
 これが鼓動と親戚関係にある、いつのまにやら僕自身の心の奥深く居候を決め込んでしまった、静寂と漆黒の闇が支配する深海の奥底へ放りだされた如き末恐ろしい孤独感。
 ぴたって寄り添い苦悩するそんな二人をあからさまな嘲笑を従えて、日々、物音一つ立てず薄皮を剥ぐように、残り幾ばくもないと思しき、スカスカな命を着実に毟り取る非情な定めこそ恨めしい。
 
 如何にも辛そうな病状を目の当りに、ひたすら怯え、逃れようと足掻く腑抜けな僕。ばくばく波打つ鼓動を鎮めようと、取って付けたように、慌てふためきながら「めんちょこちゃん、大丈夫か・・・大丈夫だよな?・・・」などと、この期に及んで意味不明な希望的観測を呻くのだが、天上に向けた虚ろな視線と無言だけしか帰ってこない。虚しい・・・寂しい・・・不安と孤独との強固な連帯を受けて俄かに誕生した破竹の恐怖が津波のように厚顔で圧し掛かる・・・到底、身も心も持たない、謂わば介護の世界のスタンダード、アローン・トウゲザー・・・これが世界中に蔓延する老々介護の極々一端。朗々介護を心掛けているんだけどなぁ・・・
 
 一時として途切れることがない。こんこんと湧き出しては、ひたひた押し寄せる正体不明の不安と平均概ね5時間という、しどろもどろの寝不足が一致団結して育む、よれよれ、へなへなの困憊が精彩を放つ日常茶飯事・・・
 他方、中々宜しきことも・・・即ち、常態化した多忙な日々によって梢にぶら下がる、謂わば、365日、一日たりとして、金輪際、退屈することがないという皮肉な果実。嗚呼、頭の天辺から足のつま先までの全部が全部、全て退屈」という名の正真正銘の贅沢とやらを1日とは言わない、5分でもいいから一度味わって見たいものよ。
 
 故にゆるゆるとレコード鑑賞に耽る暇など、電子顕微鏡を以って幾ら丁寧に覗いて見たところで無い袖は振れない?
 「一日24時間」って世界共通の常識、一体、誰が決めたの!?兎に角、杓子定規では身が持たない。あっという間の、あの字がこない間に、もう、朦朧(もうろう)と気だるい朝の覚醒を強制されたかと思う暇もなく、早々とお昼とやらの使者が馳せ参じ、そして、その直後の直後には、ちょっと軽めの夕暮れとかの偲び足を受けて、小一時間もする頃には正装姿の夜とやらが、長く伸ばした首をもたげてちゃっかり待機しているといった塩梅。由々しきは、これが高速過ぎる一日の有り様。
 
 弾丸のように過ぎ去り、弾丸のようにUターンする、ややもすれば、只、項垂(うなだ)れるだけの憂鬱がかくしゃくと闊歩する当り前な日々・・・時間と不安と寝不足とが三つ巴に絡み合いながら、飽きもせず、丸でハンコを押したように淡々と綿々と繰り返される当り前な日々・・・今にも折れそうな心だけど、やっぱ、やるしきゃぁない当り前な日々、の連続。どれもこれも律義だらけ・・・
 
 思うに、これがやり場のない全身や全知全脳までもがクタクタとかヘトヘトとかの一色単のダマコ餅?宜しく横溢する日常こそ・・・神が、弱音の廉売に勤しんで止まない僕を戒め、更なる発奮を促すため、漸く重い腰を上げ企てた周到な計画であり、首実検であり、もしかして餞(はなむけ)なのかも・・・裏返して考えるに「今にも折れそうな心だけど、やっぱ、やるしきゃぁない当り前な日々、の連続」・・それは、鉄の草鞋を履いてでも探さなければならない格別に宜しき試練なのかも知れない。
 
 要すれば、吹き荒ぶ烈風を何食わぬ顔でやり過ごす芦のように、ことごとくしなやかで、細々とではあるが盤石で強い心の醸成を促すため、この一見、冷徹極まれり神は敢えて過酷な鞭を一摘みの容赦もなく浴びせ続けていたのに違いない!・・・何だかんゴタクを並べ、総動員して集めた青息吐息とか桃色吐息?とかを吸ったり吐いたりしながら、日々、凍えそうな孤独と不安に心底怖じ気つき、尻ごみしながらも、現に僕は未だこうして生きているではないか!否、生かされているではないか!・・・格段にめんちょこな女房も・・・感謝! 

 ところで、どだい無理な注文かもしれないが、何はともあれ、少なくとも、一晩ぶっ通しで8時間は、泥のようにというよりか、仮死そのものを貫き通し、只ひたすら眠りこけたい。そして運良く?覚醒した暁には「嗚呼、寝た、寝た、寝た」と3遍ほど繰り返してからに、ガバッて顎が外れるようなでっかい欠伸(あくび)の美味を浴びる程噛み締めたい・・・尤も、寝不足からくる大欠伸の生産には日々事欠かないけど・・・
 せめても現行の「一日24時間」から「一日28時間」への延長という前代未聞の、斬新がきいて呆れかえる、けど僕にとっては必要不可欠な憲法改正(解釈変更含む)など、何らかの法的措置こそ、何にも増して急務かと真剣に考えるのだが・・・!?
  
 しかし、それにしても、常日頃思う・・・幾つになっても成長の痕跡らしきには掠りもしない、後期高齢者直近予備群(仮称)を患う僕・・・といっても直近予備群だから正規軍に昇格?するのももはや時間の問題・・・
 なのに、なのに・・・こんなんで良いんかな・・・?   
 
 末尾ながら、個人情報とも言うべき「寝たきり介護の件」など、タイトルとは丸で明後日な大幅脱線記事をだらだら持ち出し、少数精鋭揃いの熱狂的当ブログ訪問ご常連諸兄に対し、大変ご迷惑をお掛けしましたことを心から深くお詫び申し上げます。
 
 続くっ!


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介護の中のアローン・ツゲザー・・・・ブルースです。
お疲れさま。

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意味不明な脱線記事満載で誠に申し訳ありません。
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ジャズマニアな訪問者
プロフィール

秋田ジャズレコードマニアクラブ

Author:秋田ジャズレコードマニアクラブ
はじめまして!僕は秋田市在住のジャズ・キチ老人です!
高校3年の頃、1年後輩のちょっとなベニー・グッドマン・オタクに幻惑され、ジャズに興味を持ち始めました。
以来、ベニー・グッドマンのメモリーズ・オブ・ユーを皮切りに、いわゆるスイング・ジャズ(コンボ、オーケストラ)、ニューオリンズ・ジャズ(ブラス・バンド素敵!)、デキシー(シカゴ・スタイル、サンフランシスコ・スタイル、ニューヨーク・スタイルなど)、バップ、クール、ハード・バップ、新主流派(懐かしい響きね!)、ヴォーカルなどなど手当たり次第、様々なジャンルのジャズ及び周辺音楽に耳を染めてきましたが、ジャズって思いのほか間口が広く、奥が深いので一切飽きることがありません。
結果、何時しかジャズが手ぐすね引く甘美な泥沼にガバチョと嵌ってからに、ふと気が付けば下唇下3センチの危険水位まで迫る悦楽という名の波しぶきを受けて、あっぷあっぷ・・・嗚呼もう駄目ません。
変なプロフィールになってしまい誠に遺憾です!

Billie Holiday
When You're Smiling

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