第61回サンデーレコード鑑賞会終了(御礼)

Joni James・・・I’m Your Girl (MGM SE4054)

                                                                                                     

 17年に及ぶ渾身の自宅介護も虚しく、去る5月13日、僕1人を残して天国へ旅立った愛しのめんちょこちゃん・・・
 その節はご常連皆々様には色々お心遣いを賜わり誠にありがとうございました。
 
 今回は約3カ月振りのサンデー鑑賞会(解説)復帰。沢山の御常連さんの参加を戴き大変嬉しゅうございました。
 3カ月振りの復帰なのだから何かしら少しは気の利いたプログラムをと考えてみたものの、生憎の体調不良と相まって思考も行動も1トンの鉛状態。結果、5月14日(日)の第53回とほぼ同じ内容を以って逃避行。当初から、うすうす感じていた通り、今一まとまりに欠ける、ひもじい仕上がりとなり誠に申し訳ございません。

 さて、藪から棒ではあるが 「アイ・ラブ・ユー・マッチ・トウ・マッチ」というスタンダードの何と麗しきことよ! 何と僕タイプの曲調なのだろうか!!!
 LP「モーガナ・キング/レッツ・ミー・ラブ・ユー」収録の「アイ・ラブ・ユー・マッチ・トウ・マッチ」・・・本曲は2017.4.9の第57回サンデ―鑑賞会プログラム冒頭に於いて「ブラインド・ホールド・テスト(目隠しテスト)という、如何にも時代がかった懐かしくも風変わりな鑑賞形態の下、初めて登場したのだが、軽くスイングしながら、どこか哀調を帯びたこの曲調・・・云っておくけど、僕の場合、この類の曲への耐性と来た日には無垢なゼロ。めろめろちゃんの無抵抗。好きで好きでどうにもリンダちゃん?(知る人ぞ知る、よか時代だったね!)
 欲を言えばもう少しスロー・テンポか、いっそスロー・バラード唱法がマッチするのでは?いうのが本音・・・そこで、この度ネットで検索した数曲の中で前出のモーガナを抑え、僕の琴線を鷲掴みにしたのが画像「ジョニ・ジェームズ」の名唱。

 歌は無論だが、見ての通り、ジャケットがこれまたも何ら文句のつけようがないほど頗る宜しい。そんな折、僕の秘めたる忌まわしい残忍性がひょいと覚醒。
 即ち、今回の鑑賞会でも何ら懲りることなく再び「ブラインド・ホールド・テスト」という阿漕(あこぎ)な手法を強いるとご常連各位をごく軽微な奈落へと誘ったのである。
 つまり、ファースト・ナンバーとラスト・ナンバーガが異なるヴォーカリストによる同じ 「アイ・ラブ・ユー・マッチ・トウ・マッチ」という訳。(下記、プログラム画像参照)
  「ブラインド・ホールド・テスト」の結果、曲名は即ご回答頂いたのだが、果たして、歌い手が誰であるのか・・・ご常連ご一同・・・???・・・の連帯。一体、誰やねん・・・分からん・・・困惑、苛々、はたまた悶絶?ということで、鯔の詰まりが白旗掲揚。

 
 いつのころから定かでないが、一枚のジャケ買いが縁で嵌り込んだジョニ・ジェームズが織り成す甘美な泥沼。脚が悪くて、近頃では滅多に面会できないボクんちの2階に設えたレコード棚には彼女の代表作から凡作まで、ことごとくびっしり犇めいているのだが、それにしても、50年代中期の30センチオリジナル、取り分け25センチ(IOインチ)盤のイラスト・ジャケットが放つ古色蒼然とした輝ける存在感には只黙して脱帽するのみ。
 
 人目を偲ぶと、乱視と遠視が懇ろに寄り添う老眼を駆使、特別誂えのビニール袋で厳重に保護されたジャケットをこっちょり舐め回すかと思えば、関節リュウマチらしきが宿る萎びた掌で撫で撫での撫で撫で。そんな使い古しの儀式らしき作法を経た後で味わう原盤のみが携える如何にも快いこれが自重の、即ち、引力の妙。果ては入念な頬擦りという変態もどきが容赦なく炸裂!(イヒヒヒ)。
 原盤が備える一番の魅力はと問われれば、ガッツ溢れる野太い音圧に加え、ジャケットから滲みでる選り抜きの質感&風格ということになるのかな?

 あたかも深い山奥で人知れず、こんこん湧き出る清水にも似た無職透明の誘惑・・・微かに震えるような清純をしっとり紡ぎ出す彼女の、「あてなる専売特許」に身を委ねる一時は残り僅かな余生を彩る至福の一つに違いないのだが・・・それにしてもここ半世紀余りの長きにわたり、天下に名高い、あのハード・バップとやらを第一主義に突っ走ってきたこの僕が、あろうことか、あれほど軽蔑、忌み嫌っていたストリング入りの、しかも白人女性ヴォーカルにうつつを抜かすなんて、全体どうなってんのかね?ジャズ・クレー爺も地に落ちたもんだ!?

 それにしても、この 「アイ・ラブ・ユー・マッチ・トウ・マッチ」というスタンダードの正体&立ち一が今一不可解。
「決定盤!ジャズ・スタンダー1001(スイング・ジャーナル社)」にも「ジャズ詩大全(中央アート社全24巻)にも、「スタンダード・ジャズのすべて・ベスト401(全音楽譜出版社:2巻)にも一切触れられていない。
がっ!「ポピュラー・ソングのすべて(全音楽譜出版社)」には楽譜と歌詞(英語)が載っていたよ。
ネットで分かったのは下記と1940年?頃に誕生した曲であるらしいこと。要調査!
Lyrics written by
Don Raye
Original music written by
Alexander Olshanetsky
Original lyrics written by
Chaim Tauber

 何れにしても今後の調査で得られた結果を踏まえ、できれば再度の「アイ・ラブ・ユー・マッチ・トウ・マッチ特集」を目論んでいるのだが・・・

次回は9月の第2日曜日とか・・・それにしても時間が足りないなぁ・・・


1.LP「モーガナ・キング/レッツ・ミー・ラブ・ユー」
ダウンロード (1)

(ユナイッテド・アーティストUAL30020)
 アイ・ラブ・ユー・マッチ・トウ・マッチ(A-3)・・・・2:26
(Vo)M.キング、(P)J.ジョーンズ、(G)C.ウエイン、
(B)E(アーニー).フルタード、(D)J(ジョニー).クレイスシス、他




7.LP「????・・・」 


12 ????・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3:06

(V0)????



 http://www.youtube.com/watch?v=eDKyELeLPrc

 http://www.youtube.com/watch?v=kxeNMIUzKFM



comment

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No title

この曲を、良く見つけましたね。手持ちの名曲辞典には記載なし。
お陰様で、新しい感性を楽しませてもらいます。
それにしても、マッチ・ツー・マッチという表現に、心を囚われるSさんをお手本として見習わらなければ。

No title

自分好みの曲を発掘したときは本当に嬉しい!
生きている内、あと何曲出逢えるのかな?
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ジャズマニアな訪問者
プロフィール

秋田ジャズレコードマニアクラブ

Author:秋田ジャズレコードマニアクラブ
はじめまして!僕は秋田市在住のジャズ・キチ老人です!
高校3年の頃、1年後輩のちょっとなベニー・グッドマン・オタクに幻惑され、ジャズに興味を持ち始めました。
以来、ベニー・グッドマンのメモリーズ・オブ・ユーを皮切りに、いわゆるスイング・ジャズ(コンボ、オーケストラ)、ニューオリンズ・ジャズ(ブラス・バンド素敵!)、デキシー(シカゴ・スタイル、サンフランシスコ・スタイル、ニューヨーク・スタイルなど)、バップ、クール、ハード・バップ、新主流派(懐かしい響きね!)、ヴォーカルなどなど手当たり次第、様々なジャンルのジャズ及び周辺音楽に耳を染めてきましたが、ジャズって思いのほか間口が広く、奥が深いので一切飽きることがありません。
結果、何時しかジャズが手ぐすね引く甘美な泥沼にガバチョと嵌ってからに、ふと気が付けば下唇下3センチの危険水位まで迫る悦楽という名の波しぶきを受けて、あっぷあっぷ・・・嗚呼もう駄目ません。
変なプロフィールになってしまい誠に遺憾です!

Billie Holiday
When You're Smiling

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