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在りし日の樋口先生

new orleans the the living legends (riverside 356-357)
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 去る14日(日)の夕刻、樋口誠一先生(医師)が同日午前に亡くなられた(亨年79)との悲報が奥様から寄せられました。
 
 先生は、ジャズ喫茶「モーニン」の主催の「サンデー鑑賞会」で3回ほど解説をご担当され、その内、何回かは僕の体調不良によるものでした。
 14日(日)と言えば第75回サンデー鑑賞会「Mr.ブルー・ノート湊 和夫さんを偲ぶ」当日です。何か因縁らしきを覚えました。

 先生は、可なりのレコード(ジャズ蒐集)&オーデイオ・マニア。アンプなんか容易に自作するらしい。レコードの聴き方も僕(達?)とは大違い。医師であるせいか、否か判然としないけど学者肌的側面が濃厚、調査研究的でマニアックなのである。
 
 先生のお宅には都合5,6回お邪魔したことがあります。近年では、どういう訳かご指名の栄誉に預かり、昨年の11月16日(木)午後から3時間程、新築ほやほやの超豪華オーデイオ・ルーム(30畳?)&超豪華オーデオ装置で各種ジャズを堪能。レコードはいわゆる名盤オリジナルに加え希少・珍品系統のオリジナルがずら~り&ぎっしり!
 
 スピーカーはドでかいのが何台もあるが、実際、音が出ているのは真ん中の1台。つまり「モノラル再生オンリー」。なんとかいうアメリカ製?の年代物でちょっとや、そっとでは手に入らない逸品らしい。機械オンチの僕にはその価値がまるで分からず冷や汗だらだら・・・
 しかし、スピーカーから音が出た瞬間仰天!

 「ルイス・コットレル・トリオ」の「ユー・ドント・ラブ・ミー」
 (リバーサイド・レコード1961年録音)
 クラリネット、ギター、ベースの変則トリオによるニュー・オルリンズ・ジャズだが、5月のそよ風を思わせる、らしくないニュー・オルリンズ・ジャズが実に爽やかで心地よい。このレコード(画像:2枚組)は僕も持っているので偶に聴くけど、先生のスピーカーから飛び出す音は全く別物。
 正に木管!!!クラリネットが朗々と柔らかくほのぼの鼓膜へ沁み入る、沁み入る・・・
恐れ入りました!あっさり兜を脱ぎ、足取りも重くすごすご帰途に就いたのでした。
 
 後日談・・・この日、先生の体調、絶好調だった由。ということは、当時から既に体調を崩されていたのですね・・・

 先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。
 
 天国でも、大好きなルイス・コットレル(Cl),デッキー・ウエルズ(Tb),C.パーカーを御堪能下さい!


http://www.youtube.com/watch?v=GCcQLtwddDo

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No title

今日葬儀に行ってまいりました。
昨年の夏に病気が発覚していたんだそうです。年内持てばよいかという診断だったようですが、薬石の効果あり、秋口は体調が上向きだったとの事。Sさんがお邪魔したのはその時分だったのですね。Sさんの様な古手のジャズ愛好家と鑑賞を共にし、潤いのひと時をすごかされた。
合掌。

No title

 お疲れさまです。
 
 樋口先生から、個人的にお招き頂くような親しい間柄では決してなかったのに、何で、僕だったんだろうと、今でも不思議でならない。
 でも、その日(平成29年11月16日)は先生のジャズの好みや、話題など各方面にわたり、ことごとく、僕と符合したことは確か。
 存外、先生は、僕のジャズに対する嗜好や守備範囲のようなものが、先生のそれと大方合致していることを先刻承知していたのかも知れません。
 何れにしても、ちょこっと緊張したけど、楽しく有意義な一時でした。
 
 改めて、先生のご冥福をお祈り申し上げます。
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ジャズマニアな訪問者
プロフィール

秋田ジャズレコードマニアクラブ

Author:秋田ジャズレコードマニアクラブ
はじめまして!僕は秋田市在住のジャズ・キチ老人です!
高校3年の頃、1年後輩のちょっとなベニー・グッドマン・オタクに幻惑され、ジャズに興味を持ち始めました。
以来、ベニー・グッドマンのメモリーズ・オブ・ユーを皮切りに、いわゆるスイング・ジャズ(コンボ、オーケストラ)、ニューオリンズ・ジャズ(ブラス・バンド素敵!)、デキシー(シカゴ・スタイル、サンフランシスコ・スタイル、ニューヨーク・スタイルなど)、バップ、クール、ハード・バップ、新主流派(懐かしい響きね!)、ヴォーカルなどなど手当たり次第、様々なジャンルのジャズ及び周辺音楽に耳を染めてきましたが、ジャズって思いのほか間口が広く、奥が深いので一切飽きることがありません。
結果、何時しかジャズが手ぐすね引く甘美な泥沼にガバチョと嵌ってからに、ふと気が付けば下唇下3センチの危険水位まで迫る悦楽という名の波しぶきを受けて、あっぷあっぷ・・・嗚呼もう駄目ません。
変なプロフィールになってしまい誠に遺憾です!

Billie Holiday
When You're Smiling

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